【SAGOJO】赤城アンバサダーになったよ
いつものごとくSAGOJOでシゴトを漁っていたらまさかの赤城エリア案件です。隅野は赤城山を見てすくすく育ったので即応募しました。今まで適当に申し込んではだいたい落とされていたので、はえー受かることあるんやというお気持ちです。
どういう意図でアンバサダーになったかというと、実際のところ歴史学はどれだけ社会と繋がれるのか知りたかったから。
正直どこの地元でも(特に田舎なら)だいたいそうだろうと思うんですが、過疎化&少子高齢化でどうしたってさびれていくじゃないですか。御多分に洩れずうちの地元もそうなんですけど、そういう中で歴史学は何をできるんでしょうか。
某カイブズカレッジで、ある先生は「現代歴史学の課題は社会とどう繋がっていくか」だと言っていました。もちろん課題はそれだけではないし役に立たないものは存在する価値がないのかとか諸々のツッコミもわかるんですけど、確実に課題のひとつとは言えるんじゃないでしょうか。
「歴史」をテーマにした旅なんて正直いくらでもあると思います。だって歴史のないものも歴史のない地域も無いし。日本遺産はどんどん増えてるし大河ドラマ企画とかもあるし。
でもそれって一過性のものだし、そもそもつくる側が「歴史」をただ消費した提案しかしてないんじゃないの?
(これは愚痴ですが、私の地元はそれなりに歴史があって面白い地域なのにトンチンカンな製品作ったりPRしたり正直目も当てられない。銘仙アロハって何やねん。ちゃんとした博物館がないあたり、いかに歴史や文化というものに敬意を払っていないかが分かりそうな気がします。さんざん国宝だとかは騒ぐのにね。てめえのことだよ足〇市)
例えが適切かどうか微妙ですが、元ネタにリスペクトを払わない二次創作みたいなもんですよ。そもそも作り手の原作の扱いが雑。
歴史を元に作られた企画も同じで、結構歴史の扱い方が雑だなと思うことが時々あります(これは自治体とかにもよるけど)。
じゃあどうしたらええねんって思われるでしょうが、別に私もばっちり解決策があるわけじゃないです。世界は歴史に関心を持ってる人ばっかりじゃないし、そういう人から見たら歴史学はわりと要らない子なのかもしれない。
ただ、その土地にしかないもの、その土地でしかできないことっていうのはたいがい何かしら歴史に理由があると思ってて、それを体験することと歴史へのリスペクトはうまく結びつきそうな感じがするんですが、これ以上の言語化ができなさそうなのでそれについてはまたこんど。
そういう問題意識でアンバサダーになってみたけど、歴史学がどう社会と関わりを持てるのか私も結構ハラハラしています。社会に必要とされる子だといいんだけどなぁ。